営業部塚田です。今月は弊社が約2年前に導入した森精機の「NLX2000」というNC旋盤をご紹介させていただきます。
↑私が初めて見た率直な感想は「かっこいい!」の一言でした。笑 ちなみにこちらの最大加工サイズはφ250となります。
この機械で加工した製品の一部もご紹介。↓
この機械が従来の弊社NC旋盤と違う点は大きく2つ。
まず1点目は「チャックの大きさが8インチ」という点。旋盤はチャックの大きさによって加工範囲が変わります。チャックが大きくなるほど大きい径のものの加工が可能になります。NLX2000が入る前、弊社に元々あったNC旋盤のチャックはほぼ6インチ、唯一1台のみが10インチという状態でした。 ですので6インチでは大きくて加工不可だが8インチの機械があれば出来る、といったサイズのものも今までは10インチの機械で全て対応しておりました。そこで中間サイズを補う為に8インチの機械を入れたことにより今まで以上に様々なサイズをより多く受注できるようになりました。
2点目は工具を20本つけられるということ。他のNC旋盤は大体12本~16本なのですが、NLX2000は20本工具をつけることが出来ます。工具交換等の段取り時間の短縮に繋がる利点です。
また、この機械に内蔵されているプログラムを作る為のソフトも特徴的です。 他のNC旋盤とは違い、イメージとしてはスマートフォンのアプリにようになっていると機械担当者が言っておりました。ネットに繋ぐとパソコンから遠隔操作も出来るとのことでした。(まだ弊社では実践出来ておりませんが・・)
これらの話を機械担当者から聞いた時、自分の担当している機械の特徴や強みをきちんと分かっていることがすごいと感じました。それらを分かっているからこそ、機械の強みを最大限に発揮する為の使い方・改善が出来ているのだと思います。
前にも書かせて頂きましたが、弊社の機械は一つ一つ特徴が違います。同じ機械はありません。「多品種微量生産」を掲げている弊社にとって、様々な製品に対応できるよう様々な特徴を持った機械を毎年導入しています。まだまだ勉強不足なところもありますが社員全員が各々の機械の特徴を理解し、加工者が強みを目一杯活かした加工が出来るよう、これからも日々学びながら努力していきます。