営業部塚田です。今回はNC旋盤にて加工した↓の平目ローレットの製品をご紹介させて頂きます。
通常、ローレット製品は下記のような工具を使って加工を行います。赤丸部分を見て頂くと模様のような斜めの線が入っています。この部分が刃のようになっており、ワークをここに押し当てながら加工を行うことでローレットの製品が出来上がります。
ですが今回紹介した製品は図面指示にてエンドミルでの加工を要求された為、ローレットの工具を使わずエンドミルで削りながら加工を行いました。イメージとしてはこんな感じです。↓
角度の割り出しや加工の深さを考えながら等分の目状になるように計算をしてプログラムを組む必要があり、その作業が大変だったと加工者は言います。やはりローレット専用の工具を使うよりも時間や手間は掛かったとのことですがその分いつもよりも綺麗な仕上がりになったそうです。私も現物を見ましたが非常に綺麗な製品になっておりました。
私は今までローレット加工は専用の工具でしか加工が出来ないと思っていました。ですので今回エンドミルのみで加工をしたと聞き驚きました。それと同時に加工の方法は今やっている方法だけでなくきっと、もっとたくさんのやり方があるのだろうと感じました。アイデアはあるけどまだ試せていない方法や1つのやり方に捉われてしまっていることがあるのではと思います。今回このブログを書くにあたって、自分も考えを広く持たないといけないなと痛感しました。視野を広く持ち、様々な方法に挑戦していける集団になれるよう会社全体で進んでいけたらと思います。