暑い日が続いています。
電力需給がひっ迫していることもありますし、電気代が毎月値上がりしていることもありますので(夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%の消費電力削減になると言われているそうですね)節電は意識をしておりますが、節約しすぎると熱中症の危険性が高まりますし、仕事の能率も下がってしまいますので、節電と能率向上を如何に両立させるかに、知恵を絞らないといけないな・・・と感じています。
物価の上昇は、電気代だけではなく、ガソリン代や材料仕入れ、表面処理価格、購入品価格等、会社経費全般に及んでいますし、食品の値上げ等私たちの生活にも大きな影響を及ぼしています。
この状況は、私が思っていた以上に経営に大きな影響を及ぼしていると、感じる場面が最近あり、気を引き締めなければいけないと感じると共に、この影響に対応するためには、今までの延長線上でコスト削減に取り組むことは限界があり、経営やビジネスモデルそのものの考え方を変えなければいけないと感じました。
コロナでお客様のニーズが大きく変化したなかで、ビジネスモデルそのものを変える必要がでてきましたが、この物価の上昇でも、同じように変えていく必要がありそうです。
当社は小口丸モノに特化をしてから、損益構造が変わったので、材料仕入れの高騰等への影響はそこまで大きく出ておりません。これは本当にありがたいことだと思っておりますが、その状態もいつまでも続きませんので、大きな影響が出ていない今だからこそ、次の時代に向けた手を打っていかなければいけないなと思っています。そして、それを「たまたま」の成果ではなく、戦略的な成果として得られるように、業界の常識に捕らわれない柔軟な考えを持って、取り組んで参ります。
代表取締役 松澤 裕一