当社では生産計画、及び進捗確認に「ガントチャート」を活用しております。
ガントチャートを導入してもうすぐ2年になりますが、今では社員の皆さんにも協力してもらい、モノが今どういう状態かが、このガントチャートを見ればある程度把握できるようになりました。また、ガントチャートを導入しての一番大きな効果は、度々発生していた納期遅延がなくなったことです。ここには一部の仕組み変更も伴っての効果ではありますが、しかしガントチャート導入も納期遅延解消に対して、一定の効果があったと考えております。
ガントチャートを導入してから、お客様から納期設定の長い注文も増えてきており、今まで以上に計画的な生産が必要となってきましたので、本当にガントチャートを導入して良かったと思っておりますし、そして「必要な時に必要な製品を提供する」という当たり前のことが、当たり前にできるようになったことが、この不安定な時代にはとても大きいと感じております。
しかし、ガントチャートを導入し、そしてある程度機能することができていることは、効果を生み出すきっかけを作っただけだと、僕は思っています。。一番大きいのは、この仕組みを導入したことで社員の皆の本来持っている強みが活かされたことだと思っています。つまり、効果を生み出したのは、社員の皆の「実行力」です。それが当社の「生産力」となり、結果に結びついているのだと思います。今までは、その「実行力」を活かすだけの仕組みができていなかったのだと思います。今では生産計画を確実に実行に移すことで、計画達成率も上向いてきました。
当社において、今後の展開を考えても「生産力」は重要な能力の一つです。その「生産力」の裏付けとなる「実行力」を社員の皆、一人一人が持っていることは、当社にとっての大きな強みで、大きな財産です。これからも、この強みをしっかり育てて参ります。
代表取締役 松澤 裕一