今月よりスタートした第35期の方針は「挑戦」です。
方針書の今年度方針に、下記のような疑問を投げかけました。
コロナ禍で、内部体制強化を図り、組織体制や管理手法を変えたことにより、納期遅延はなくなり、多くの注文で納期前倒しが可能な状態にまでになりました。これはとても素晴らしい成果で、恐らく同じやり方を続けていても、この先2~3年は問題なく仕事を進めることはできるでしょう。しかしながら、外部環境の著しい変化や固定費の増加、また人手不足、採用難の状態は年を追うごとに厳しさが増すことが予想されます。また、生成AI等の新技術により、この先私たちの仕事そのものが危ぶまれてきます。この状況下、今までと同じやり方をしていて5年後、10年後の未来はあるでしょうか?仕事の進め方が軌道にのり、順調に進むようになった今だからこそ、新しい未来を自分たちで切り拓くため、「MARUMONOを世界へ!」のビジョンに向けて、勇気を持って挑戦する時ではないでしょうか?
この1ヶ月で、私自身の考え方に変化を持たせなければ、会社が今までの延長でものごとを考えてしまうと思い、私自身の考え方を変えることに挑戦しました。そのなかで、特に意識して行ってきたことが、「現状の自分自身のやり方に対する考えを否定する」ことです。そして、自分自身にはない考えに対して、自分では理解ができない内容については、社員さんにやってもらうようにお願いをするようにしています。
「あり方」については時代が変わっても変わらないものがほとんどなので、そこは今の自分の軸となる考えを中心に、更に学びを深めていこうと思いますが、「やり方」につていは時代の変化に応じて変えていく必要があります。自分の考えに基づいた「やり方」へのこだわりは良い意味で捨てる勇気が、これからの時代には必要になってきますので、今まで以上に異業種含めた情報を集め、自社の強みを活かした、時代にあった新たな「やり方」を、柔軟な発想で考えていこうと思います。
代表取締役 松澤 裕一